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デンマークの悲しみと喪失シリーズ第二弾

大阪大学・世界言語研究センター准教授の石黒暢先生から、2010年のデンマーク海外研修の報告書と一緒に、デンマークで大きな反響を呼んでいる「悲しみと喪失のシリーズ」の最新刊が送られてきた。石黒先生は、毎年、デンマークの中でも福祉で先進的といわれる自治体スヴェンボー市に学生を連れて行かれている。私も2007年、同市に取材視察に行ったのがきっかけでお知り合いになった。

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同シリーズの邦訳版第一弾はデンマークの高齢者25人が自分の抱える孤独感なついて語った「高齢者の孤独」で2008年に出版された際にも送ってくださった。今回は、邦訳版第二弾で、今回も22人のデンマーク人が家族の立場から語る「認知症」。より重い内容だが、難しい本ではなく、それぞれ認知症と向き合う家族の日々が淡々と綴られている。

シリーズ名は「悲しみと喪失」を直視している。マザーテレサの慈善活動の場が「死を待つ人の家」みたいな名前で、日本では「希望の家」という名前になりがちなのとの違いを曽野綾子さんがいわれていた。今回の災害も、24時間テレビ的なレベルから、現実を直視した覚悟と決断が求められている気がする。

今回頂いた研修報告の中に、デンマークにおける0学年の役割がまとめられたものがあり、興味深かった。今年は、被災地へ支援、日本の復興に向けた社会貢献の方が優先順位が高いから、行けそうにないのだが、来年あたり、また海外視察にも行きたいな、と思いつつ。

個人的には、震災対策税を創設して、復旧復興と同時に、企業や地域が新たな取り組みを積極的にできる雰囲気も作らないといけないと思う。かわいそうって言ってても、東北を支えることはできない。打ち出の小づちはない。一次的には義援金でいいが、これから先も支え続けるよというメッセージを送り、東北の皆さんを安心させるためにも、安定した復興財源が必要だ。

認知症を支える家族力-22人のデンマーク人が家族の立場から語る (デンマークの悲しみと喪失のシリーズ》第二弾)認知症を支える家族力-22人のデンマーク人が家族の立場から語る (デンマークの悲しみと喪失のシリーズ》第二弾)
(2011/02/28)
ピーダ・オーレスン、ビアギト・マスン、イーヴァ・ボーストロプ

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高齢者の孤独―25人の高齢者が孤独について語る (シリーズ デンマークの悲しみと喪失)高齢者の孤独―25人の高齢者が孤独について語る (シリーズ デンマークの悲しみと喪失)
(2008/03)
ヘンレク ビェアアグラウ

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テーマ : 認知症を介護する家族の悩み
ジャンル : 福祉・ボランティア

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水津陽子のプロフィール

水津陽子

Author:水津陽子
合同会社フォーティR&C代表・地域活性化・まちづくりコンサルタント。1998年経営コンサルタント・行政書士として独立開業。全国で講演、コンサルティング、調査研究、執筆活動を行っています。

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トラブル解消、上手に運営! 自治会・町内会 お悩み解決実践ブック(実業之日本社) トラブル解消、上手に運営!自治会・町内会お悩み解決実践ブック」   日本人だけが知らない「ニッポン」の観光地(日経BP社)   著書
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